このエントリーでは、「苦手」「向かない」ことが多いお子さまに、エーミールは可能性をどのように見いだすか、

また「バランスのとれた、そつなくこなせる人間」が多く望まれる社会は、日本で終わりつつある、という見方について、お話します。

 

【内容】

1 「苦手」「向かない」をなに一つ、否定的に考える必要がないこと

2 エーミールがなぜ「特別進学コース」を設けたのか

3 「バランスのとれた、そつなくこなせる人間」が多く望まれる社会は、終わりつつある

4 エーミール 教室・相談室 準備状況 

 

だれでも苦手で、向かないことがあるとはいえ、みなさんは、「苦手」や「向かないこと」が多いお子さんについて、どのような思いをもたれますか?

私(代表)は、20代のころから、不登校やひきこもりの青少年の学習支援・相談支援をしていますが、数年前から、発想の転換が自然にできるようになったところがあります。

それは、どのような苦しい、先がみえない状態であっても、その方(お子さん)のことを「なに一つ、否定的に考える必要がない」ということです。

学校に行きたくない、学習(勉強)が苦手、集団生活に向かない・・・。

それらは、なにかとても大切なことを、私たちに示唆して(暗に示して)くれていると思うのです。

そもそも、「行きたくない」「苦手」「向かない」などは、それ自体、どうして、一般に否定的な意味をもつと思われがちなのでしょうか? それは、「だれかが与えた意味」「従来、世間に多かった価値観」のひとつに過ぎません。

これらの、お子さんの気持ちや状態に、ていねいに向き合うと、それが意味と可能性の宝庫であることが見えてきます。

 

エーミールは、「特別進学コース」(集団の中で学ぶことは苦手だけれど、難関校への進学を希望されているお子さま、親御さま向けの特別指導コース)を設けています。集団の中にいることがつらい感受性を大切に育てながら、圧倒的に高い学力を形成することは可能です。これまで、このような趣旨の学習指導サービスの必要性は、ほとんど考えられてこなかったと思います。どんな難関校でも、行ってほしい。実際、集団生活やコミュニケーションに大きな困難のあるお子さんで、超難関高校、最難関大学へ進学している例はあります。発達障がいのお子さんが急増して、このような例は今後、もっと増えるでしょう。

また、進学にかぎらず、「苦手」や「向かない」を多くもつお子さまが、将来、どのようなキャリア選択をするとよいだろうか。そうした職業選択の工夫についても、ご相談をお受けします。

AIの台頭もあります。日本社会は、従来、よく評価されてきた「バランスのとれた、そつなくこなせる人間」が多く望まれる時代は、もう終わりつつあるといえます。これからの時代は、独創性、独自性(ユニークさ)、創造力ゆたかに考え、行動でそれらの素養を実際にいかせる人が、もっと育ち、彼らが新しい時代を築けることが、期待されていくと思います。

さて、和歌山県橋本市に開設準備中の、エーミールの「教室・相談室」に、無垢のあかるい杉のテーブルと、ベンチが入りました!

明日は、大きなホワイトボードも届きます!

温かい空気を感じられる教室・相談室、そして自分に自信をもちたいと願うお子さまが、本気でがんばれる環境と学習指導をご提供できるよう、教室づくりをすすめてまいります。

エーミールのご利用を検討されるさいの予備面談や、体験授業は、いまからご予約できますので、どうぞお問い合わせください。

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