代表者プロフィール

不登校、ひきこもり相談支援、考える力養成セミナーを行う和歌山県橋本市「学びの場をひらく エーミール」代表・後藤敦子の写真

代表 後藤敦子(Atsuko Goto) プロフィール

愛称は、「絶滅危惧種」(「稀少価値」といった意味)。

幼少から、自分はほかの子たちと「考えていることがちがう」と感じていた。
小学1年で「人間は平等であることが不平等か、不平等であることが平等か」との(哲学の)命題を自分で立てて、考えた。
小学2年のとき、担任の先生が「この子は小学4年です。2学年ちがいます。まわりの子と合わないでしょう」と、母に伝えたとのこと。

高校で学校から離れ、不登校、のち復学。
学習面では、ことばや数字の理解のしかたが独特だったが、学力評価は群をぬく。
学校以外での勉強や受験勉強は不要で、働く高校生として京都大学に進学。
授業料は大学院まで全額免除だが、働いても苦学はまぬがれない。教科書一冊が買えないために、書店で立ち読みし、一回で覚えて単位をとることもあった。

京都大学では、臨床心理学から精神病理学の文献研究に転向し、教育学部教育学科卒業。
卒論で、世界の精神病理学の歴史を継承し、日本の伝統的精神医学を大胆な手法で築いた精神病理学者・精神医学者、故・木村敏氏(京都大学名誉教授。シーボルト賞受賞、エグネール賞受賞、国際哲学・精神医学学会表彰、和辻哲郎文化賞受賞、毎日出版文化賞受賞)に見いだされ、ご教授いただく。木村敏氏は、「臨床哲学」の提唱者。20世紀を代表する哲学者、M.ハイデガーとも対談した

私は多くの恩師との出会いにめぐまれた。とくに、フロイト・ラカンなど、精神分析学の日本での第一人者、新宮一成氏(京都大学名誉教授)には、京大卒業後も、「とにかく研究者(学者)になれ」と、大切に育てていただいたご恩を忘れない。

経済事情を考えると、私は大学人を選べなかった。
また、20歳から、障がいのある人の介助や福祉現場に携わったことも、私の原点であった。
教授の勧めもあって、精神病理学の研究にもどり、
木村敏の友人、哲学者の鷲田清一氏ら(大阪大学名誉教授、大阪大学元総長ほか)が立ち上げた阪大大学院の全国唯一の「臨床哲学」講座で、修士課程を修了。
福祉の学会での研究発表歴もあるが、自分の進む道を知ることはできなかった。

2002年、不登校、ひきこもりの青少年の支援を個人事業で始める。
30歳ごろ、体調が悪化。そのとき、自宅に来ていただいたホームヘルパーの実力、専門性の高さに驚き、みずから福祉介護職として働く。
福祉の利用者の方をプロとして支える職業で、現場経験の豊かさに自信がもてるようにはなった一方で、介護職の働く環境、待遇や、認知度が低いことに、問題意識をもちつづけた。

いまは、介護の専門職のみなさんが、堂々としたキャリアを築かれています。
理論・技術の精度(高度で、緻密になった)に、私も感嘆。
なくてはならない専門職として大切にされていることを、
心からうれしく思っています。

2011年、障がいのある人、仕事の模索の期間をもちたい社会人と、学びや就労の「あたらしい道をつくる」ため、非営利団体ユニークネスを設立。現在も代表。

2014年、京都市から高野山へ移住。
出産・育児・高野山の店舗再建と並行して、
山麓の和歌山県橋本市のNPO法人ひきこもり支援サークルとらいあんぐるにて、
カウンセラーとして、ひきこもりの青年や親御さんの支援に従事(役員、スタッフとしてはすでに退任)。
橋本市からご支援いただき、不登校のお子さんと親御さんの支援事業・運営責任者もつとめた。

2021年春、「学びの場をひらく エーミール」開設。
同年秋、「考える力養成セミナー アンネ・ラウ」(心の文化史・読み書きセミナー)をはじめる。

いま、大切にしていること

カウンセラー、事業主として、めだたないかたちではあるけれど、
みなさんの代弁者・擁護者(ようごしゃ)、つまりアドボケイト(advocate)であり続けること。
法律の勉強にも力をいれる。

また、これまでどおり、
「あたらしい学力形成」「思考力、発想力、感受性をのばせる教育」
「自分で自分の働き方を作りだすこと」を、提唱、実践するちいさな存在でありたい。

資格・所属

キャリアコンサルタント(国家資格)、産業カウンセラー、
介護職員基礎研修修了、全身性障害者外出介護従業者養成研修修了、
重度訪問介護従業者養成研修修了、訪問介護員2級ほか

事業支援・所属

●橋本商工会議所  会員
●和歌山県よろず支援拠点
●キャリ魂塾(合同会社インクルーシヴ)

兼務
●公的なご職場でのカウンセリングを兼務

好きなこと、趣味

●ものが好き
道具、紙、本、文房具、革製品、木製の家具・雑貨。
素材はなんでも興味あり
服、かばん(これ以上、買わなくていい)、靴。

●無類の芸術好き
クラシック音楽
(ブクステフーデはじめ、「バッハ以前」がとくに好き。
元ヴァイオリン弾き。声楽もやりたい。
絶対音感はあるが、楽譜を読むのが苦手)
美術鑑賞、工芸品、近代文学
(近代しか読まない)
ささやかな部屋づくり(雑貨、インテリア、収納デザイン)

●家事や日常を「考える」(生活のたのしみ創出)

●商品やサービス、店舗をいつも研究

●若いころの椎名林檎(デビュー当時から)

ユニークな「悩み」

●「頭が良すぎる」と言われ(「苦手」も多い)、思考が速く、
会話では、たえず「ふつうにわかりやすい」ことばに言い換えています。
幼いときから、「自分の考える速さ、次元、『自分の日本語』では、話せない」。

●かたくるしい「女史」のように見られがちですが、
おそらく世界で何番めかに「優しい」人間で、おどろく「天然」です。
「すべっても、笑いを試みる」生粋の関西人。