このエントリーでは、エーミール代表の後藤敦子が、不登校、ひきこもりのお子さん・青年に、「聴くだけでもいいよ」というオンライン授業・相談・お話(対話)コースを始めることをお知らせします。「昔は雑談もできなかった」「友だちもいなかった」代表の後藤敦子が、「勉強や進学も、働くことも、遅れたままだ」「学校/社会から、どんなに離れてしまったのだろう」「友だちがほしい。いつかは、恋愛もしたい」と不安や悲しみが増す孤独な毎日で、切実な願いをもたれているお子さん・青年に向けて、より受講しやすいコースをつくりたい、と考えました。まずは「聴くだけでもいいよ」の短時間オンライン授業や質問、相談を、「番組」のように視聴してもらう。勉強、進学、就労へ向けて、また大切な人との関係づくりのために― 「本当の願い」を叶えるための第一歩として、ご利用ください。

内容
1.「人と話すなんて、まだ無理な状態」のお子さん・青年が、「切実な願い」をもっていることを大切にしたい
2. エーミール代表の後藤敦子は、昔は雑談もできず、友だちもいなかった
3. 「短時間オンライン授業(質問OK)・相談・お話」を、まずは「聴くだけでもいいよ」
4. 願いを叶えつつある私から、「学校や社会が、遠く思えて、孤独で、不安だ」と思うあなたへのメッセージ
LINE・電話・メール「対話時間」コース(ご参考ブログはこちら)を開設したのは、ひきこもりの青年や親御さんからのご希望が多かったり、こういったコースが必要だと、代表の私が考えたためです。
でも、こういった対話を始めること自体、とても難しい場合も多いと思うのです。ひきこもりの青年の圧倒数が男性で、彼らの多くは、義務教育の学校時代から、あるいはもっと以前から、「人と話すのが苦手」で、「みんなの中でいるのが苦しい」と感じてきたと、よくお聴きしています。たとえ面談や授業を通して面識がある私であっても、また初めて私と話してくれる場合はなおさら、この
コースを利用できるなら、ずいぶん話せる、人に対して近づくことができるお子さん・青年だろうと思うのです。また、ひきこもりの男性はとくに、容易にご自分のつらさ、孤独を話したりはされません。みんなにとって、より楽で、孤独や不安が「そのとき、少し楽になる」だけでなく、「この先につながる、最初の一歩を踏み出せた」と思うことができるようなコースをつくりたい、と。
私(後藤敦子)も、子どものころから、大学や会社員、大学院時代、おそらく30歳をこえても、人と楽に話せたり、友だちを気軽につくれるような時期を、あまり送ってきませんでした。「いまや、変わり果ててるじゃないか」と、私をご存知の方は、思うでしょう。いまの私は、よく話します。あるときは(きっと)親しみやすく、また必要なときは、即興でも理路整然と(きちんと筋道たてて)話す。そして「天然で、関西人の笑いを(下手ですが)捨てることができず」、「本音で話すときは、社会への見方、自分の考えをはっきり述べる」。
なぜ、こうなれたのか、とよくきかれます。どうしてでしょうね。
いまの私も、実は人と話すのが好きではないんです。大の物好きで、「人より、物や芸術のほうが好き」だと、最近は、仕事の場でも堂々と話して、恐れません。
ともかく、私も、うまく人生を渡り歩けたわけではありません。
でも、いまは、これまででいちばん、やりたかった仕事を、エーミールで叶えつつある、と感じています。
はっきり申しまして、深刻なひきこもりの方やご家族の支援者は、「ふつうの、一般のどなたか」が入り込んで、責任をもてる仕事ではないと思っています。専門職の方でも、深刻な、問題がいくつも折り重なったご家庭のサポートを、どれだけ引き受けられるものだろう? と思います。
深刻な状態にあるお子さん・青年が、「友だちの中で、楽しく勉強したい」「社会で、誇りをもって働きたい」「いつかは、恋愛も、結婚もしたい」と、切実な願いをもっているとしたら、それこそを私は大切にしたい。なにか、いけませんか? 「現実離れしている」と、たとえば「専門職として」判断されるなら、あなたはどれほどのお方でしょうか、と思うのです。どれほどの、なにを乗り越えて、それがひきこもりの青年にたいして、どう「あるべき姿に近い」と言える説得力があるのでしょうか。
私は、支援者で、いまでは専門家と呼ばれていますが、いまでも「人とあまり話したくない」、そして、孤独でもあります。女子会やママ友サロンに、一切関心がありません。友人は、ほとんど全員が、男性です。私は、そんないまの私が、そして昔の、人と雑談もできず、友だちもいなかった私も、大好きで、「掛け値なしに良い人間だと思うよ」と自分で言うくらいです。
「聴くだけでもいいよ」のオンライン授業(質問もできますよ)、相談、お話のコースは、15分や30分から、組ませていただくことができます。スマートフォンか、パソコンがご自宅かご本人に一台あれば、テキストは要りません。ご予約の日時に、私から通話や動画で、発信します。LINEやZoomの入れ方、使い方も、よかったらサポートしますね。
15分や30分のご希望の授業を、「番組のように視聴してもらう」。話すこと、会話/コミュニケーションが苦手なお子さん・青年が、なにも「対話」から入らなくてもよいのです。「授業を聴く」だけで、「学校や社会から、どれだけ離れてしまったのだろう。これからどうなるのだろう」と孤独と不安に苦しむお子さん・青年が、「自分の力でできた」こととなり、「大きな一歩、前進」になる、と思います。私の大学院での指導教官である、哲学者の鷲田清一先生は、私の大学院時代からご著書(『聴くことの力:臨床哲学試論』(ちくま学芸文庫))で「聴く」という受け身に思えることからひらける可能性について、書かれています。
「聴く」ことは、あなたが「あたらしい力を使っている」「あたらしい世界に出会っている」ことなのです。「受け身」「受動性」を私はどう考えるのか。また、ぜひお話したいと思います。
授業科目は、英語・国語・数学(算数)のいずれか。リスニング力をつけられるので、英語がおすすめです。
授業料については、検討のうえ、後日、「授業料・相談料金」のページに掲載します。
これなら、お子さんが受講できるのではないか、と可能性を感じていただけましたら、ぜひ、お問い合わせください。お問い合わせフォームか、お問い合わせ電話 0120-264-256(通話料無料)でどうぞ。
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