今日は、ひきこもりのご本人の「働きたい」課題より、
お父さんお母さん(親御さん)が「働いてほしい」との願いが切実であること。
このことをとりあげますね。

若年層ひきこもりの親御さんの「目の前、将来」

親御さんの大きな心配

●親御さんの退職後
●親御さんの高齢化
●親御さんが大きな病気を負ったとき、手術や闘病、入退院
将来、介護が必要になったとき
親なきあと…

いまだ、なんの見通しもたっていない「わが子はどうなるのか」。

 

上にあげた「親御さんの切実な心配」から

若年層ひきこもり(15歳~39歳)、
つまり中高年とはいえないお子さんの場合でも、
上にあげたように、
親御さんの生涯で、もっとも大きなこと「目の前に、いつあるかわからない」。

親御さんの「避けることはできない将来」と不可分(分けられない)であるのが、
ひきこもりのご家庭のたいへんさなのですね。

親御さんの「目の前、将来」は、
ひきこもりのわが子を心配する最大の理由ですよね

親御さんの「目の前、将来」の大きな壁は、お子さんのひきこもり状態を、大きく揺らがせる。
もちろんそうです。
ひきこもりのお子さんをこれまでひたすら、守ってこられたのは、親御さんなのだから。
悲観してしまうのは自然なことですが、
表現をかえると、こういうことですね。

親御さんの高齢化、「目の前、将来」をどう乗り越えるか。これが、鍵(かぎ)となる

ここを落ち着いて、のりこえていきましょう。
お子さんの生活、生きること… を代わりのない存在として守ってきた親御さんの高齢化について、
支える用意がきちんとできているか。
お子さんが就く仕事と同じ仕事の苦労
を、身をもって知っているか。
「上から助言、提案するが、実際の苦労を支援者自身は知らない」ということになっていないか

これは、私など支援者や相談窓口が、本来、最も意識すべき課題なのです。

和歌山県の不登校ひきこもり相談支援、電話・オンライン、訪問可の学びの場をひらくエーミールの代表・後藤敦子の相談室

親御さんの介護、ご本人の生活・外出を楽にできるヘルパー利用まで、続けて相談できる事業主、窓口がほとんどない

私のおひきうけできる仕事範囲は、たしかに「とても広い」。
周囲から「壮絶に幅広い」と言われますし、
「先生、こんなことまでできるんですか」と、お客様のご家庭が驚かれます。

不登校、ひきこもり支援の事業案内クリック

上の事業案内だけで、多岐にわたるため、
まだ明記できていませんが、

以下の相談は、いつもお受けしています。

●親御さんの退職後のお仕事(キャリア)相談
●親御さんの身体が不自由になったとき、医療・介護、行政との連携(コーディネート)
●親御さんの介護相談
●ご本人の生活、障害の負担を軽減する
●就労の各制度、ステップの選び方(アルバイト含む)
●「働く・学ぶ」を始めてから/休職、退職や中退後のサポート
●ご本人のヘルパー利用の導入相談(移動支援、訪問系サービス)
●ヘルパー利用について、改善したい部分を相談する
●親御さん、ご本人の在宅療養、生活介助の相談

公的機関や学校・大学、事業所から、
「うちでは、そこまでやっていないんですよ」と言われる。
親御さんが、あちこちの担当窓口や事業所を探し、訪ねる。
一から話し直さねばならない事情、経緯がとても多い。

とくに、介護や介助(ご本人の生活や障害の軽減)の相談までひきうけられる
ひきこもり支援者が、まれにもいない。

訪問介護、移動支援の免許・実務経験がなければ、
実際、手も足も出ない分野です

代表者プロフィール クリックより
後藤敦子 所持資格・学位

A 教育学士(京都大学)
B 文学(臨床哲学)修士(大阪大学大学院)
(A、Bは統合失調症など、心の病理研究)
●キャリアコンサルタント(国家資格)
●産業カウンセラー
●介護職員基礎研修修了(旧・責任者資格、介護福祉士まであと一段階)
●全身性障害者外出介護従業者養成研修修了(移動支援)
●重度訪問介護従業者養成研修修了(障害区分4~6介助)
●訪問介護員2級(旧ホームヘルパー2級)ほか

実際、訪問介護、移動支援の免許・実務経験(こども・おとな・高齢の方)がなければ、
「個々のお宅のお部屋の配置や生活習慣にあわせた移動、生活改善のしかた」
外出時に必要な専門知識、心身両面の介助技術

など、わかりません。
ほかの資格者には手も足も出ない分野です。

私は、この日本で異色中の異色の存在になってしまった。
ただ素朴で、どんな過酷な労働も、学問もおなじように尊いと考えてきた…
と、よく説明していますが、それは「きれいな表現」。
半端
なことでは、こういう生き方はできません。

「そこまでいろいろ、できないよ」。
支援者や窓口担当者は、そう考えているかもしれない。

けれど、人生は窓口や制度ごとに分断されているわけではありません。
すべて「つながっている」のが人生であり、ご家庭の悩みですよね。

このことを、ごく自然に、窓口担当や支援者が考え、
「適所につなぐ」責務に、もっと力をいれてくれたら。
そう私は願っています。

ひきこもりのご本人は、親御さんの「目の前、将来」にご自分が直面していることを、十分知っている

お子さんに「働いてほしい」。
親御さんの「目の前、将来」に直面し、
「働いてほしい」との願い、必要に焦りながら、
「なにかしなければ。なにができるのか」と考えているのは、
ほかでもない、お子さん(ご本人)です。

彼らは、ひきこもりという生き方を選ばざるをえない、いろんな理由があった。
ここから、

いま、どんな方法があり、このステップなら、途中でどのように「止めていいのか」「どのくらい、大丈夫なのか」を 、経験値や専門知識で「だいたい、めやすをつける」

これをいきなり、ひきこもりの方たちに強いるのは、酷(こく)なこと。
不可能に近いことですよね。

ここが改めて、「はじまり」だと私は思うのです。
苦労してこられたご家族が、孤独、不安に苦しまないために

記事が長くなるため、
就労の選択肢、ステップ
親御さんの「働いてほしい」とのあいだをお子さんがどう生きるか

これらについての「実際」は、次の記事につづけます。

「ここまでできる事業主なら、相談してみたい」
と思われたご家族へ

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いつでも、休止、再開できます。

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