このエントリーでは、不登校、ひきこもりにはなっていないけれど、あるいは、不登校、ひきこもりの状態になりつつあるけれども、ぎりぎり頑張っているお子さん・若年者の方を、エーミールではどのように支えたいか、お話します。この「ぎりぎりの頑張り」を、安心して相談できる専門家が守り、支えることは、とても大切なことです。実際の不登校、ひきこもりの数よりも、はるかに多くのお子さん・若年者の方が、この状態で、適切な相談先に助けを求めにくいまま、孤独な分岐点にいるのではないか、と思うのです。
1.1 スクールカウンセラーや学校の先生、教育委員会直属機関に相談しやすいとはかぎらない
1.2 安心して相談し、安定した支えを得てもらいたい ーエーミールの役割
2 不登校、ひきこもりに「なれない」お子さん・若年者の方も、もちろんいる
3 安定も、健康も失っていても、それがお子さんの今の「生きる力」。どのように支えるか?
不登校とひきこもりは、大きく異なると、前回のブログエントリー(「不登校とひきこもりの違い ー私が感じていること」)でもお伝えしました。ですので、若年層ひきこもりの大多数が、義務教育の学校時代に、つらく苦しい経験をしているものの、不登校とひきこもりをいつも並べて、タイトルに掲げることが、私は本来は最良とは思っていません。また、不登校、ひきこもりのお子さん・青年が、発達障がいや心の疾患を抱えていることが多くても、これらを、同じ次元で並べ、お話するのが適切だとも考えていないことを、まずお伝えしますね。実際は、ほんとうにさまざまな場合に分かれるのです。
さて、「みんなが不登校になるわけではない」「不登校が目の前に迫るほど、苦しんでいるみんなが、フリースクールや通信制高校の選択肢を考えるわけではない」ですよね。「ひきこもったほうが、ずっと良い(まだしも楽だ)と思っても、どんなかたちでも、働かなければならない。アルバイトを数日で辞めても、次のアルバイトや仕事を必死に探している」若年者の方が、この日本にどれだけ多いことでしょう。お子さんの様子をみて、心配でならないご家族(親御さん)も、お子さん自身も、毎日、楽になれる道が見いだせない現状がつづくなかで、どこになら、安心して相談し、しっかりと支えてもらえるのでしょうか。
不登校、ひきこもりが「予防の段階に入っている」と一部でいわれていても、私はこの「予防」の概念(考え方)を、生きている子どもたち、青年たちに当てはめることに疑問があると、前回のブログでもお話しました。その理由をご説明すると、長くなるため、別記事のテーマに譲ります。
ともかく、不登校の状態が迫っているお子さんと、その親御さんがみな、スクールカウンセラーに相談するわけではない。まわりの生徒さんの目を考えると、相談に行きづらい。自分も、「カウンセリングを受けなければいけない子なのだ」と、思うことがつらい。そんなお子さんは、把握しきれないほど多いのではないでしょうか。彼らが、担任の先生はじめ、学校や教育委員会直属機関に相談できるかというと、それも気軽に、安心して話せるとはかぎらない。
今、設置が急がれているSNS相談の窓口も、どんな子どもにも合うわけではありません。やはり、どんな先生なのか、もっと知ることができる状態で、毎回、同じ先生に、安定して支えてもらえる、それも「SNSの文字でないほうがよい」場合もあるのです。
それは、ひきこもりの場合も同様です。ひきこもりになる青年は、こういってよければ古風で、昔から大切にされてきた礼儀を守れる、まじめな方が圧倒数です。また、コミュニケーションが苦手でないひきこもり青年を探すほうが、難しいくらいです。彼らに、Webツール、たとえばSNSでの相談のかたちは、明らかに合わないことが多いと、私は感じています。また、彼らが公的な支援や、福祉の支援に対して、前向きになれない場合にも、多く接してきました。
